エリート社会 meritocracy 2005 10 17

 この世の仕組みは、「少数エリートによる支配」というのが、現実かもしれません。
つまり、少数エリートが支配者で、その他の大衆が被支配者という構造です。
 そう思いたくなる現実があるのです。
たとえば、最近、話題の郵政民営化というテーマがあります。
このテーマは、金融システムや財政の問題です。
 だから、正しく理解するためには、
金融システムや財政を理解しておく必要があります。
そこで、私が、金融システムや財政について、知人などに説明を始めると、
「わからない、難しい」という反応で、
そういう難しいテーマは、官僚や学者に「お任せ」という印象を受けます。
 しかしながら、官僚や学者に「お任せ」というのは、
「少数エリートによる支配」と同じです。
 民主主義社会においては、国民が主権者です。
だから、官僚や学者に「お任せ」という態度は、困るのです。
主権者である国民は、どんな難しいテーマでも理解しようとする意欲が必要です。
 これからの時代は、政治経済が、どんどん高度化・複雑化していくでしょう。
だから、今のレベルで、難しいテーマは、官僚や学者に「お任せ」というのは、困るのです。
それでは、どんどん民主主義が形骸化していきます。
 対策としては、高校の授業において、
政治経済の時間を増やす必要があります。
 また、テレビにおいては、報道番組を充実させるべきです。
現状では、報道番組が、バラエティー番組になっています。
あるいは、報道番組が、事件報道専門になっています。
将来、警察官や刑事になりたいならばともかく、
一般の国民には、過剰な事件報道は、不要です。
 基本的に、報道番組は、政治経済のニュースを中心として、
事件のニュースは、番組の終わりに流す程度で、十分です。










































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